「マリ・クレール」特集に見えた女性誌の限界の部分
前回記事で、拙著『ダイエットやめたらヤセちゃった』を女性誌では初めて奇特にも取り上げてくれた「マリ・クレール」の特集企画についてご紹介しましたが、遅ればせながら今日その中身を見て感じたのは、やはりこのテの情報は、女性ファッション誌という制約の中で、ダイエット情報の弊害をも背負わざるを得ないんだなあ、という点です。
実はお恥ずかしい話なんですけど、発売から1週間経過した今日になって初めて誌面を確認したんですね…! 通常はこういう場合、記事にちょろっとでも協力した者には、発売日頃に現物が1冊送られてくるものなんですが、何でも配送事故があったとのことで、未着の状態で連休に突入。で、こういう時に限ってウチの近場の書店ではどこも扱ってなかったりして、見られずじまいでヤキモキしていたところ、拙サイト「アンチダイエット・スリミング本舗」のリンク仲間である「ダイエットをやめて自由になる~過食と束縛からの解放~」管理人のノラさんが、何といち早く買って読んで下さったらしく《おっと、責任感じます(ΘoΘ;)》、鋭い指摘(痩せてる=ハッピーという発想の押し付けが感じられること)を展開してらしたので、当の私が見ていないとは何てコッタ!と遠出して結局買って来ました…
★確かにこの企画、単なる食事制限や美容体操を勧めない点は、他誌と一線を画する新しいものと拍手を送りたいところです。ただそのお手本として掲げられているのが、ファッション誌だから仕方ないのですけど、モデル体型の女性ばかり、というのは「片手落ち」かもしれません。
虚構界でなく、現実世界の女性の美は、もっと多種多様なものですよね?
「肥り肉(ふとりじし)」・「中肉」・「痩躯(そうく)」 それぞれのグラデーション上に美しさを感じさせる肢体を持つ人が存在しています。にもかかわらず、たとえれば校内の同じ学年に一人いるかいないかの細長体型、という“偏った”モノサシの極を、美の“標準”であるかのように、ビジュアル攻勢で潜在意識にインプットする、その策略によって大多数の女性がダイエット界の万年顧客になるというグロテスクな仕掛け。増え続ける拒食・過食女性の「症状」としていつも指摘される「ボディ・イメージの歪み」というのは、何よりこの「マインド・コントロール」の雄弁な成果じゃありませんか…!
それからもうひとつ気になったこと。
今回の特集は「脳が体を決めている」というのがキーワードに据えられているようで、そのために、コラムで取り上げられている、私やヨガ師範の綿本彰氏のように、必ずしも脳を重視しない発言をしている場合であっても、そちらの方向で話がまとめられておりまして…
まあ、実際、脳内で分泌されてるセロトニン(落ち着きホルモン)やドーパミン(幸福感ホルモン)の量が、過食症はじめあまたの依存症へのハマりやすさ・やめづらさの度合いと関係があったりする実態もあるので、脳というのも無視できない要素じゃあるんですが。
ただ、ちょっとどうしても違和感がぬぐえないのは、実は私は脳自体に、私たちの肉体を動かす主人であるかのような全面的な信用を置いていないのです。
なぜって、脳はダマされやすいですから。暗示やイメージ・コントロールで、自分を破壊し滅ぼすような考えにさえコロッと染まってしまいますからね。
私は、体自身の意思判断のヌシはお腹に棲んでいる、と思ってますので、そちらの声を感じ取るほうにお脳を従わせています。








祭子さん、こんにちは!
せっかく掲載されたのにそのままの意思が
伝えられなくて残念でしたね~!(>-<)
江原さんもそういえばオーラの泉で自分の意図と
ズレた解釈をされるようなテロップを出されたと
HPで憤っていたことがあります。。。
この記事を読んで、
美の意識、雑誌に踊らされずしっかり持っていなきゃな~と
あらためて反省させられました☆
by ダルシャ (2007-04-30 23:28)
言及いただきましてありがとうございます。光栄です。
この記事は期待して読んでみたので、がっかりしたところ多々あったのですが、
でもやっぱり沢山の人の目に触れるってのは意味あることですよね。
ここから「ダイエットやめたらヤセちゃった」に出合っていく人が増えたら、
それで「?」と思い始めて、ダイエット情報を懐疑的な視線を持って見る人が増えてきたら、そうしたら女性誌ももっともっと踏み込んでこざるを得なくなるかもしれないですし。
今回の特集には賛成できなかったですが、やっぱり心境は「頑張れ、マリ・クレール」。
モード誌は女性を楽しい気持ちにさせるし、可能性が凄く大きいのは間違いないですものね。
by ノラ (2007-05-01 09:52)
>>ダルシャさん、ねぎらいのお言葉ありがとうございます…!
気持ちが楽になりました。
少し辛口に書いてしまったのですけど、大筋ではきちんとよい紹介の仕方をして下さってるので、
本来は感謝!なのでした。(^_^;)ゞ
むしろ雑誌の背後にあるファッション業界自体の空気が変わればいいんだろうなあ…と考えさせられました。
去年からスペイン・イタリア・フランス・英米などはやせ過ぎモデル対策を国ぐるみで始めてるのですけど、ハイ、日本は遅れてるワケです。
>>ノラさん、ご登場ありがとうございます。
おっしゃる通り、誌面で紹介して頂けた意義は大きいです。
>やっぱり心境は「頑張れ、マリ・クレール」。
そうですネ! 女性ファッション誌でここまで一般のダイエット記事的でない
切り口を実現したのは快挙と言えますもんね。
きっと時代の「過渡期」はいろいろ矛盾含みで進んでいくものでしょうし、
今後に期待したいです。
by まつりこ (2007-05-03 00:27)